☆甘い授業と俺☆
「璃優は泣き虫だな!」
お兄ちゃんは笑いながら言ってきた。
「璃優。今まで辛い思いさせてごめんな?」
お兄ちゃん…。
「お帰り。」
「ただいま…お兄ちゃん。」
つらかった。
けど、お兄ちゃんがいる。
お兄ちゃん。
本当にありがとう。
数日後
私は新しい学校に通うことになった。
お兄ちゃんが学校まで送ってくれた。
「それじゃあよろしくお願いします。」
「はい!」
お兄ちゃんと校長先生が話していた。
「じゃあな。家で待ってるから。」
「うん。ありがとう。ばいばい!」
お兄ちゃんは帰っていった。
「校長の石井です。安住川さん。学校楽しんでね。」
「はい。ありがとうございます。」
すると一人の女の人が来た。
「あなたね。転入生は!」
女の人が言う。
「はい。安住川璃優です。」
「私はあなたの担任よ。3年G組、鈴木美代。よろしくね。」
鈴木美代先生。
優しそうな若い先生だ。
「よろしくお願いします。」
「えぇ。それじゃあ、教室へ行きましょうか!」
私は先生のあとをついていった。