☆甘い授業と俺☆
『あぁ…えっと。あ、今朝の回診から帰ってきました。夏井先生!』
『お電話変わりました。夏井です。』
「あぁ夏井?」
『どうされました?白井先生』
「今日、病院のこと、全てお前に任せるわ!」
『え?いきなりですか?』
夏井 貴都 Nathui Takato
24歳、俺のひとつ下だ。
あの病院でもうひとりのドクター。
「あぁ、俺の患者も頼む。あ、安住川は田中さんに任せといて。回診だけお願い。」
『わかりました。』
「田中さんにしっかりサポートしてもらえ。」
『はい。じゃあ、お大事に。』
そう言われ、電話を切った。