最寄り駅
「やっぱもう終わりかなー」
「そんな……簡単にいっちゃダメでしょ」
相変わらず匠の相談に乗っているあたし
だけど話を聞く限り冷めているのは匠な気がする
「匠は好きでその子と付き合ったんでしょ
倦怠期かもしれないじゃん」
「倦怠期かー……
じゃあお前と別れたのも倦怠期だったのかな」
ズキッ……
なんで……なんでこういうときばっかり……
突き放したいのに突き放せない
それは少なからず別れた時、自分に責任があるんだと感じているから……
「もう……あたしは関係ないよ」