息がもたない

「やっぱ!やーめーたー!!」

「なっ!なんでですか?!」

「木村とイチャイチャしてたでしょう?」

うわ・・・。
見られてたか・・。

「あれは、木村が、勝手に話しかけてきただけですし・・。それに・・。」

「それに?なに?」

言葉が、詰まる。
言ったら、怒りそうだし・・。

「早く言わないと、キスしてあげなーい!!」

大野さんは、たまに子供っぽいとこがあるんだよね。
それが、またいいんだけどね!
会社では、見れない本当の素顔みたいな。

「怒んないでくださいね?」

ちょっと、上目使いをしてみた。

「うーん。内容によるね。」

ガーン。
上目使い失敗!!
諦めるしかない。

「木村に、一緒に飲みに行かないか?って誘われたんです。何回も断ってっるんですけど・・・。しつこくて・・。」
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