息がもたない

「行って来たら?」

「えぇー!!!!????」

あまりの驚きに私は、大声を出してしまった。

「いいんですか?」

「別にいいんじゃない?」

冗談だと思って、恐る恐る聞き直した。

「本当にいいんですか?」

「飲みに行くくらいなら、ただし三人でな。」

「三人?」

もしかして・・・!

「大野さんも来るんですか?」

「当たり~。」

「いやいや、それはさすがにマズイですよ。」

もし、付き合ったことがバレたら・・・。

「そうだなー。木村は、意外と感が鋭いからな。じゃぁ、お前の同期の近藤を呼べ。」

はい??
真里菜を呼ぶの?
あっ!
近藤真里菜は、私と木村の同期で、仲がいい子なんです。

「なぜ、真里菜を?」

「何となくだ!」

何となくて・・。

「誰が、誘うんですか?」

「お前だ!」

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