雨が見ていた~Painful love~
足がモジモジ……??
その言葉の意味がわからなくて
「し、知らないっ!」
フイッと顔を背けながら答えると
「気持ちいいと疼くだろ?」
そう言って
キョウちゃんは私の胸の頂をいじりながら、反対の手をゆっくりと下に下に移動させる。
う、疼く?!
意味のわからないその言葉
だけどキョウちゃんがもたらす、くすぐったさにも似た快感に身をよじらせていると
「教えてやるよ、美織。
ココが最高に気持ちいいんだぜ?」
そう言って、キョウちゃんは私の足の付け根にそっと手を這わせる。
「……あ、ああっ!!」
誰も触れたことのない
あの雨の日にキョウちゃんが触れて以来、誰も触ったことのない、その部分に彼が触れる。
一番気持ちいい、その部分に触れた瞬間、私の口から漏れるのは、恥ずかしいあえぎ声。
たまらなくて
耐えきれなくて
その快感に酔いしれて
「……ん……っ。あ……っ!!」
今までよりも少し大きな声を漏らすと
「気持ちいいんだろ?美織。」
勝ち誇った顔をして、キョウちゃんが私を見下ろす。
――ヤダ……!見ないで!
恥ずかしい。
こんな恥ずかしい自分を見ないで欲しい。
浅ましく快感を貪ってる、そんな自分がたまらなく恥ずかしくて
「やぁっ……!見ないで……っ!」
思わず両手で顔を隠すと
「バカ。萎えることすんじゃねーよ。」
キョウちゃんは私の胸の頂をカリッと甘噛みする。