Forever~君と一緒に~
物思いにふけっていると…。
「暇か?」
声をかけられた。
びっくりして振り返ると、若い男の人が立っていた。
「あなたは?」
極力舞踏会など華やかな場所に行きたがらなかったアリシアは、誰が誰だか分からなかった。今日は、王からのお誘いだったので渋々きたということだ。
「…私を知らないのか?」
「はい。申し訳ありません。」
「…ラルーンド国の王女………」
「え?」
「君名前は?」
「アリシアです。」
「両親は、生きているのか?!」
「………。」
「どうなんだ?!!」
「死にました!!!!!!」
アリシアは、大きな声が出ていた。