一直線な人気者
おっとっと……いけない、私も自分の席戻らねば!!


「結麻、真琳、じゃあね!」


私は2人に別れを告げて、1番窓側の列にある自分の席に戻った。


窓から教室内に流れ込む風が、白色のカーテンを波打たせている。


「フゥ、やっぱりここは涼しくていい場所だなぁーーー」


私が3人で話してた結麻の机から持ち帰った自分のイスに座ると、先生がHRを始めた。


「えーー、明後日までが提出期限のこのプリントだがーーー……」


…………先生すみません。


外から心地よい日差しとそよ風を受け、なんだか私、眠気を催して来ました。
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