一直線な人気者
†デート当日です -桃妃Side-
いきなり明智君に動物園に誘われ、OKしてしまった日から時間は経って………


「ウ~~~ン、どれにしよう……」


ついに来てしまった、約束の日曜日。


私の部屋のベッドには、ありとあらゆる洋服が散らばっていた。


「こっち…?それともこっちかなぁ?」


一着一着手に取っては、全身が映る鏡の前で合わせてみる。


ふと時計を見ると、待ち合わせの時間まで残り1時間になっていた。


「キャアアア!どうしよう………って、なんで私、こんなに悩んでんのよっ!!」


ふと我に返って、持っていたワンピースをベッドに投げつけてしまった。
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