一直線な人気者
学校で布施君にツッコまれて時々睨んでるけど、それとは段違いに恐ろしいオーラを放ってる。


明智君は私の腕を掴んでいた男の子の手を引き剥がして、グイッと私の肩を抱き寄せた。



「桃妃に触んじゃねぇよ。コイツはオレのだ」



―――え……っ!?


今明智君、私の事“桃妃”って呼んだ………!?


「ああ!?テメェちょっとカッコイイからって、調子乗ってんじゃねぇぞ!!」


「……ウルセェ。お前等今すぐ消えないと、ただじゃ済まさねぇぞ」


呆然とする私をよそに、明智君の黒いオーラはどんどん膨れ上がり、男の子達もビビりだす。
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