一直線な人気者
怒られた私は、HR中に寝ちゃってそれから2時間目が終わるまで眠ってしまっていた事を誤魔化す様に、舌を出す。


「だって小説読んでたら寝るの忘れちゃってさぁ……人間睡眠って大事だよね」


ハイ、真琳と結麻がまたまたデッカイため息を吐き出しました。


「小説って言ったって、アンタのはケータイ小説でしょう?きちんと寝ないとお肌に悪いわよ!!」


「うう……すみません、結麻さん」


ファッションやメイクに詳しい結麻に散々怒られ、小さくなって謝る私。


もうすでに授業は終わっていて、クラスメイトは皆それぞれご帰宅中。
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