一直線な人気者
「…………マジで!?桃妃ちゃんの手作り弁当!?」


まさかまさかのレア物の登場に、オレは周りの人達が振り返る程の大絶叫!!


「ちょっと静かにしてよっ!///動物園誘ってくれたから、お礼に作って来ただけだよ!いらないなら売店でいいし!!」


注目を浴びて恥ずかしいのか、桃妃ちゃんはキョロキョロ辺りを見渡している。


一方のオレは、嬉し過ぎて失神寸前。


「いらないワケ無いじゃんか!!食う!!絶対食います!!」


片手をシュバッと上げて宣言すると、桃妃ちゃんが“うん…”と小さく頷いた。


「じゃあ、あっち行こう」
< 153 / 363 >

この作品をシェア

pagetop