一直線な人気者
オレと桃妃ちゃんはベンチとテーブルが何セットか置かれた休憩所みたいな場所に移動。


「ホラ、お行儀良く食べなきゃダメよ!」


「パパ~~、ピーマン食べて~~~」


近くのテーブルでは、両親と4才位の男の子が楽しそうにお昼ご飯を食べていた。


いいな…オレも将来桃妃ちゃんとあんな家庭作りたいなぁ……


って隼斗、まずは両想いになるのが先だろう。


「どうぞ…口に合うか分かりませんが」


テーブルを挟んでベンチに向かい合わせに座り、桃妃ちゃんが弁当を並べる。


オレの目の前には、メッチャウマそうでカラフルな弁当が2つ。
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