一直線な人気者
そっかそっか………結麻と布施君かぁ。


結麻が布施君どう思ってるのかは分からないけど……案外お似合いな2人だと思うな、私。


布施君優しいし、結麻とつき合う事になったら、超大事にしてくれそう。


「布施君」


私は筆入れを拾い上げ、顔を上げた布施君の名前を呼ぶ。


「頑張ってね♪応援するから」


ボサッ!


案の定布施君はまたまた筆入れを落とし、口をパクパクさせて私を見ていた。


ニッコリと微笑みを返す私。


だが……なんか近くから黒いモヤモヤが漂って来ているのを感じた。


な、なんか寒いし………何?
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