一直線な人気者
全員が香水をバッチリふりかけているので、3人分のニオイが混じって……グッ………(汗)


若干吐き気を催していると、3人共ベタベタ引っついて来た。


「隼斗君、私達のクラスのC組行こうよ~~~」


「明智君帰宅部だし、まだ時間あるでしょう!?」


オレは部活とかめんどい派だから、部活には未所属。


ハデハデ女3人組はそれをいい事に、オレをジリジリ包囲していた。


「イヤ、ムリなんだけど……だってオレ桃妃ちゃんと話してるし――――…」


香水のニオイで具合が悪くなったオレは汗を拭いつつ、チラッと桃妃ちゃんの方を見た。
< 196 / 363 >

この作品をシェア

pagetop