一直線な人気者
「だったら私と真琳はユマリンになるワケ?」


お弁当を食べ終わってからの昼休み中に、結麻が雑誌を捲りながら言う。


「2人がユマリンだったら、私1人になっちゃうじゃん」


私が口を尖らせて言うと、明智君がバッと手を上げた。


「じゃあ桃妃ちゃん!オレ等3人でハヤトモモヒにしよう!」


「ちょっと待て!!トモタカの要素、半減したじゃねぇか!!」


「ブハッ……布施君、嫌がってたんじゃないの!?」


素早い布施君のツッコミに、思わず吹き出す真琳。


もうずっと前から5人で一緒にいた様な感覚が、なんか不思議だった。
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