一直線な人気者
だったら後1週間で、明智君は16歳になる。


まるで小学生がそのまま高校生になった様な明智君が16になると聞くと、これまた不思議な気分だった。


「お前、自分の誕生日位覚えておけよ」


「フフッ……でも何となくこういう風のが、明智君っポイよね」


呆れ顔で明智君にツッコむ布施君に、結麻が笑顔で同意する。


「………っ!//////」


予想通り、布施君はオデコからアゴにかけて顔の全てが真っ赤になりました。


「布施君、あんなに結麻の事好きなら、早く告白すればいいのに……」


真琳がポソッと小さーーく呟く。
< 211 / 363 >

この作品をシェア

pagetop