一直線な人気者
イヤイヤイヤ、ハッ……?って何だよ。


人が質問してるのにこんなバカを見たって反応されちゃあ、眉間にシワが寄ってしまうのもムリは無い。


「だから、なんでオレの事知ってんのかって聞いてんの」


ちょっとだけ不快感を露にして尋ねると、女の子は目をパチクリさせて、口を丸ーーく開けていた。


「えっ?イヤだって………同級生だし……」


「そうなの?」


「そうなの?って………私隼斗君と中学校おんなじだったんだよ!?2~3年の時なんか、クラスメイトだったじゃない!!」


女の子がオレの両肘の部分をガシッと掴んで叫んだ。
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