一直線な人気者
1人残されたオレは、ポカンと走り去る女の子の後ろ姿を見ていた。
なんだよ………
さっきまで“好きです”言ってたのに、ちょっと覚えていなかった位で、次は簡単に“嫌い”と言う。
しかも嫌いの前には大をつけて。
「ったく……女って、意味分からねぇ………」
右手を頭に当て、とりあえず教室に戻ろうと足を動かす。
1年生教室がある廊下を歩いてると、何人かに声をかけられた。
「よーー隼斗!」
「なぁーー明日遊ばね?ゲーセンとか!」
「あーー悪い。明日は他の友達と約束あんだわ。また今度誘ってくれよ」
なんだよ………
さっきまで“好きです”言ってたのに、ちょっと覚えていなかった位で、次は簡単に“嫌い”と言う。
しかも嫌いの前には大をつけて。
「ったく……女って、意味分からねぇ………」
右手を頭に当て、とりあえず教室に戻ろうと足を動かす。
1年生教室がある廊下を歩いてると、何人かに声をかけられた。
「よーー隼斗!」
「なぁーー明日遊ばね?ゲーセンとか!」
「あーー悪い。明日は他の友達と約束あんだわ。また今度誘ってくれよ」