一直線な人気者
どうしよう………本当に明智君と1回も話さないまま、放課後になっちゃった。


「ハァーーー…」


私はまた重いため息をつきながら、部活に行こうとしていた。


さすがに部活中は明智君も話しかけてこないし、部活で体を動かしてこのモヤモヤをスッキリさせよう。


そう思ったのに、今日はついてない。


「えっ!?今日部活無いんですか!?」


「そうなの……ごめんね桃妃」


なんと体育館の使用状況の関係で、今日も部活が休みに!!


「しょうがない……帰ろう」


他にする事も無いし、私はもう家に帰ろうと外グツを手にした。
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