一直線な人気者
「――――教えろよ、桃妃」


「…―――――っ!?」


いきなり口調が変わり、しかも呼び捨てになったせいで、桃妃ちゃんが大きく目を見開いてオレに視線を移した。


「明智君……今私の事、呼び捨てに……」


困惑しまくってる桃妃ちゃんを気遣いたいが、生憎オレも余裕が無いんだ。


抱きしめる力を強めて、更に耳元で囁いた。


「言わなきゃ……今ここで襲うよ?」


「なっ………!?//////」


「5秒以内に言ってよ。ハイ、5…4…3……」


真っ赤に頬を染めてる桃妃ちゃんに構う事無く、カウントダウンを開始するオレ。
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