一直線な人気者
「2人共、どうしたの?来ちゃダメだとは言わないけど、珍しいね2人一緒に来るって」


今まで何度か結麻や真琳がいきなり私の家に来た事はあったけど、2人一緒は珍しい。


私が首を傾げていると「とりあえず座りなさい」と、結麻が床をポンポンと叩いた。


座りなさいって……結麻、ここ私の部屋なんだけど。


まぁ、いいけどね、別に。


「今日はアンタと話がしたいと思ってさ」


「で、2人で来たんだよ」


結麻と真琳は顔を見合わせ、同時に頷く。


語り出したのは、真琳の方だった。


「桃妃、私達昨日の事、隼斗から聞いたから」
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