一直線な人気者
話し終わると、私達3人の間にシーンとした空気が流れた。
真琳は膝に両手を置いてパチパチと瞬きをしていて、結麻は口元を引きつらせている。
一方の私は、唇を噛みしめ、ティーカップからユラユラ昇る湯気をジッと見つめていた。
「………ハァ………」
不意に結麻が漏らしたため息に、肩がビクッと上がる。
ため息の主に目を向けると、“呆れた”って顔で見返された。
「桃妃……アンタ本当に分からないの?」
「な、何を……?」
「那由ちゃんだっけ?その子と笑って電話していた明智君見て、どうして胸が苦しくなったのか」
真琳は膝に両手を置いてパチパチと瞬きをしていて、結麻は口元を引きつらせている。
一方の私は、唇を噛みしめ、ティーカップからユラユラ昇る湯気をジッと見つめていた。
「………ハァ………」
不意に結麻が漏らしたため息に、肩がビクッと上がる。
ため息の主に目を向けると、“呆れた”って顔で見返された。
「桃妃……アンタ本当に分からないの?」
「な、何を……?」
「那由ちゃんだっけ?その子と笑って電話していた明智君見て、どうして胸が苦しくなったのか」