一直線な人気者
分かった?と首を傾げると、ヘナヘナ~~~と力が抜ける桃妃ちゃん。


顔を片手で覆って、眉間にシワを作っていた。


「あり得ない……じゃあ全部、私の勘違い?ウソでしょう………?」


「も、桃妃ちゃん?オレにも分かる様に説明してくれる?」


何が起こっているのか全く分からないオレは、桃妃ちゃんの顔を覗き込んで頼んでみる。


その時、困惑し切った瞳がオレを捉えた。


「明智……君……ごめん………私、勘違いしてた……」


勘違い?


「勘違いって、どんな勘違い?」


何気なく聞いた質問に、とんでもない答えが返って来た。
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