一直線な人気者
なんか意味不明な事言ってる長谷水さん達から離れて、自室に戻る。


だが戻って来てから気がついた。


「皿とか持って来んの忘れたぁっ!!」


「あーーーいいよいいよ。包丁持ち歩くの危ないし、行儀悪いけどフォークで直接食べちゃおう」


ケーキを挟んで2人で並び、フォークを片方桃妃ちゃんに手渡す。


「明智君、16歳おめでとう」


桃妃ちゃんの祝福の言葉1つで、オレの心はポカポカだった。


「ありがと桃妃ちゃん!」


んーーー、ミニサイズのショートケーキだけど、形もキレイだしウマそう!


ゆっくりとフォークを刺す。
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