一直線な人気者
明智君と私は、高校で初めて一緒の学校になった。


だけど明智君は私達3人とはクラスが違い、2クラス隣。


5月も中旬になった今でもまともに話した事は無く………皆が騒ぐ理由が、あまりよく分からないんだ。


「じゃあ話してみたら?隼斗と。そしたらアイツの良さが………って私何知った様な事言ってんだろう」


「いいじゃん真琳は。明智君と親戚なんでしょう?」


私の言葉に、真琳は軽い笑みを浮かべて、首を横に振った。


「親戚って言っても、私のおじいちゃんの弟のお嫁さんの~~~って、メッチャ遠ーーい親戚だもん。他人同然よ」
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