一直線な人気者
明智君が私にムギュムギュ抱きついて来て、皆の前で告白して来たあの日から5日。


『ムリ』とバッサリフッたのにも関わらず、明智君は毎日毎日アタックして来ているの!!


あの日の次の日は休日だったんだけど、月曜日に登校していた私はジロジロと皆に見られている事に気づいた。


なんで?と思い鏡チェックしたんだけど、どこもおかしい所は無し。


注目されている意味が分からず校門前に着くと、何やら人だかりが出来ていた。


『………嫌な予感がする』


目立たぬ様に、コッソリと人だかりの脇をすり抜けて学校敷地内へ入った私。
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