一直線な人気者
が、人だかりの中心から『あっ!!』と叫び声が聞こえた時には、もう遅かった。


『桃妃ちゃんおはよーーー!3日振りだねーーー♪』


『キャアアアアアアッ!!//////』


またまた思いっきり明智君に抱きつかれ、私は更に強烈な注目を浴びるハメに。


どうやら私が登校中見られていたのは、3日前に“1-Dの榊野 桃妃が、1-Bの明智 隼斗に告られた”というウワサが広まっていたかららしく………


「桃妃ちゃん、オレもここ座っていい?」


更に2日経ち、私の明智君へのイライラメーターはずっと最高記録を更新し続けていた。
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