一直線な人気者
そんな人に告白されて、こんなにアタック受けたりしたら、そりゃあ睨まれるってもんでしょう!!


怖いんだよ女の嫉妬は!男の子の嫉妬より凄まじくドロドロしてんだからっ。


「まあまあ桃妃。もうあきらめよう?早く食べないと、お昼休み終わっちゃうよ?」


息切れしてる私に顔色を窺う様に提案して来たのは、私と同じ位疲れてる様子の真琳。


グッ……真琳をこれ以上疲れさすワケにはいかない……結麻はどうでもいいけど。


「仕方ないわねぇ………明智君、さっさと食べて自分のクラス戻ってね」


私が折れると、明智君は嬉しそうに笑った。
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