勇者の系譜

筋肉痛は地獄です

道中は最高だった、気候がいいせいか最高だった気持ちいいぐらい惰眠を貪れた鎧さえぬげれば。。
後二日で北の砦に着く頃事件は起こった、魔軍が攻めてきた
馬が襲撃に驚き馬車は倒れ俺は、麿を守れ麿は勇者であるぞーと訳の分からない事を言っていた
余りの情けなさぶりに、鎧が少し体を貸せと言ってきた、意識を弱め俺を受け入れろと
やばいことになるのは分かってはいたが、俺自身の命の危険のない方の選択を俺は選んだ
悪い予想は当たるものだ、みるみる兵が減っていく敵も味方も最上位の火炎魔法やら竜巻みたいな真空波など敵味方関係なく打ちまくった
魔軍が撤収しだしてるのに暴れ続けてるので戻り方は聞いてなかったが、意識を強く持つとあっさり戻れた
鎧は戻り方を教えずに乗っ取るつもりだったようでかなり不満そうだ、筋肉脳には負ける気はしない
一息つくと周りの白い目が待っていた、やはり味方ごと殲滅するのはまずいわね

更に翌日更なる地獄が待っていた筋肉痛だ、四、五年は運動してなかったし日の光浴びると皮膚が痛いそんな生活してたら当然かな
しかし二日って時間は長いな~今動けなくなって担架で運ばれているのだが、肉体は筋肉痛、精神は周りの白い目生きていてごめんなさいと言いたいよ
< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop