正反対のキミ。∥
あの頃のキミ。
きれいな装飾が施された部屋。
そこにいるのは、私と愛する人。
私だけを大切にすると誓った人。
...なはずなんだけどな。
「ごめん!」
一生に一度の晴れ舞台。
白いドレスに身を包み、プロに化粧を施された私は今までで最も美しい。
のにね、
結婚しようという男は、
白いタキシードが汚れるのも気にせずに私に土下座している。
こんなことがあってもいいものなのでしょうか?