クローバースカイ

好きな人 side天空

「そーらっ」
休み時間に隣の教室で特待授業を受けていた、親友の綾乃に大きい声で呼ばれてびっくりした。
綾乃はこの虹色学園一の美人。
みんなに内緒でモデルをやってるの。(私は知ってるけどね)
だからすごくモテるの。
「なに?綾乃」
「さっきの特待授業のとき、隣からかっこいいって天空の声がしたんだけど…言った、よね?」
うぅ…隣にまで聞こえてるとは。
えぇい、ごまかしちゃえ!
「い、言ったかなぁ~…」
「だってあれ完璧天空の声だもん」
うわぁ…完璧バレてる~。
「もう言わないでぇー!!」
「天空って顔は普通なのに声だけはかわいいんだよね~」
…はい?
今、なんて?
「あたしの声と交換して~」
いやいや声ってあげられないし!
綾乃の声も十分かわいいっつーの
「ムリっ!!」
「けち…」
そんな目でいわないでよ…
「無理なものは無理なのぉ!」
「んな怒らなくてもいいじゃん!!」
「わかってますぅ~!」
「あ!そうだ天空、大地って転校生どれ?」
「へ!?な、なんで?」
ヤバい…動揺しちゃった~…
綾乃がニヤけたのがー目で分かった。
「あ!もしかして…一目惚れ?」
綾乃には隠せなぃな…
「うん…」
「やっぱりね。ま!頑張んなよ、天空」
「頑張る…」










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