ナツメ
一気に嫌な予感がした。鼓動が早鐘のように鳴る。


まさか! そんな…!


泣きたいような気持ちになりながら、今日の日を示すものを探した。

携帯! 
部屋に置きっ放しにしていた携帯を拾い上げる。
電池が切れてる。
壁に叩きつけた。

テレビ! 
ニュースの時間じゃない。


そして目に飛び込んできたパソコン。

飛びつくようにノート型のパソコンを開いて、電源をいれた。

画面が立ち上がるまでの時間が、とてつもなく長い時間に思える。

ようやく立ち上がった画面。
日付を示す個所を穴が空く程見つめた。
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