Message of REVENGE
その時から、

悠稀は記者になることを

決意した。


いじめの悲惨さを

自分の描いた記事で

世間に伝え、

もういじめを起こさせない。


弟のような犠牲者を

二度と出さないために。





「進弥(しんや)…。」




そう呟きながら、

悠稀は

首からかけている

弟がくれた

小さなペンダントを、

ぎゅっと

握りしめた。





< 20 / 102 >

この作品をシェア

pagetop