Message of REVENGE

Escape

東区の街中で、

龍也は晴天の暑い中

フードをかぶって

人混みに隠れる様に

歩いていた。


継田への、そして

自分への怒りを抑えきれず、

犯してしまった事件から

もう2日。

電気屋の前に置いてあった

テレビでも、

それがもう放送されているのを見た。


未だにあの

継田を殴った時に

手のひらから伝わってきた

気持ち悪い感覚は、

全く抜けていない。





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