Message of REVENGE

ソファに座らせたとき、

悠稀もやって来た魚田もまず

違和感を感じた。


季節に似合わない

厚手のパーカーを着て、

しかもご丁寧に

フードまでかぶっている。

この席に案内されてから

ずっと下を向いて、

顔を向けるそぶりはない。



「ところで、君のお名前は？

何しにここに来たのかな…？」



悠稀はやさしく問いかける。

その「君」は

少しもじもじしていて、

なかなか話し出そうとしない。



「…とりあえずお前暑いだろ。

その上着脱いで

もっとリラックスしな。」



魚田はお茶をテーブルに出した。