Message of REVENGE
5歳くらいだろうか。

雨が降り始めて

焦って家路に着こうと

しているのであろう

少年が、

向こう側から

走ってくるのが見えた。


少年は、

悠稀たちのすぐ前の

交差点を

走って渡る。



———その瞬間、

龍也は傘を捨てて

走り出した。





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