Message of REVENGE
龍也に目が行ったのは、

飛んで来た少年を

瞬間的に

体でキャッチした後だった。


龍也は走った勢いで

少年を

悠稀の方へ投げ飛ばし、

そのまま

体勢を崩して

転ぶ寸前の状態であった。


その光景を見て、

悠稀は

すべてを悟った。


交差点のカーブミラーに、

建物の影から

猛スピードで走ってくる

車の姿が

映っていた。





< 82 / 102 >

この作品をシェア

pagetop