小学1年生だって恋をする
「奈美のバ~カ」

英は笑って私の涙を

荒く拭いた。


「痛い~」


「何であんなこと言ったかわかる?」

英が突然言い出した。


「・・・わかんない」



「オレは奈美が、

スッゲ~好きなの」


自分で言っといて真っ赤になってる英。


聞いた私も真っ赤なんだけど・・・


「ほら、おんぶしてやる」

「い、いいよ。

大きさ変わんないのに・・・

英つぶれる・・・」


「うるせぇ~!!」


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