桜が舞い散る春
タイトル未編集
「はぁ、憂鬱だなぁ…」
「ほらほら、行くよ。桜♪」
今日は待ちに待った、高校の入学式。待ちに待ったといっても、全然楽しみでなかった。
朝から階段で転けて、朝食を食べてる時、制服に味噌汁を溢しちゃったり…
(どうしてこうも、ついてないの!?)
私、橘桜は自分に呆れていた。
でも友達の瑞野りかは、いつも以上にテンションが高い。可愛いのにどうしてこうも大雑把で、恥を知らないのか…。
その時、風が吹いた。
「きゃー」
回りにいた女の子はスカートを押さえた。
私がそんなことをする前には風が止んでいた。
私の目の前には、桜並木道。そして天に舞い上がっていくかのように、ひらひらと踊っている桜の花びら。
今まで見たことがないくらい綺麗だった。
あの瞬間は今でも鮮明に覚えてる。
忘れたくても絶対に忘れられない。
いや、忘れたくなんてない。
何ていったって…
初恋の相手が居たのだから……
「ほらほら、行くよ。桜♪」
今日は待ちに待った、高校の入学式。待ちに待ったといっても、全然楽しみでなかった。
朝から階段で転けて、朝食を食べてる時、制服に味噌汁を溢しちゃったり…
(どうしてこうも、ついてないの!?)
私、橘桜は自分に呆れていた。
でも友達の瑞野りかは、いつも以上にテンションが高い。可愛いのにどうしてこうも大雑把で、恥を知らないのか…。
その時、風が吹いた。
「きゃー」
回りにいた女の子はスカートを押さえた。
私がそんなことをする前には風が止んでいた。
私の目の前には、桜並木道。そして天に舞い上がっていくかのように、ひらひらと踊っている桜の花びら。
今まで見たことがないくらい綺麗だった。
あの瞬間は今でも鮮明に覚えてる。
忘れたくても絶対に忘れられない。
いや、忘れたくなんてない。
何ていったって…
初恋の相手が居たのだから……