うさぎさんが好きないちごみるく
そこまで思って、現実逃避している場合ではないと思いどうやって現状を打破するかを考える。
しかし、すでに彼の顔は首元に埋まっていて…
直に感じる彼の吐息に思考回路はショートしていくだけだった。
どうしよう!!
このままじゃ本当に――…
絶望的な状況に流されそうになった時、
「――コラっ!見境なく盛らないでッ!!」
―――女神の声が聞こえた。
そう言って、彼を止めてくれた女神は、もちろん いちご先輩。
………まぁ、この時は助かった安心感でそれどころじゃなくて、先輩の顔なんてほぼ見てなかったんだけど…。