うさぎさんが好きないちごみるく
「そんなに僕と一緒がいいの?りゅうは本当に僕が好きだねー(笑)
僕離れしなさい?(笑)」
「なっ…!ちげぇよ!!」
「はいはい。じゃぁ僕は眠いから帰るねー」
「あっ、うさ!!」
うるさいりゅうを置いてさっさと帰る(逃げる)。
逃げ始めてしまえば、後は簡単で。
僕の事を本当の意味で理解しているりゅうは、僕を追いかけては来れないんだ。
……狡いけど。りゅうの優しさに漬け込んで、ごめん。
もったいないのはお前の方だよ、隆平。
僕なんかに付き合って、本当に
「ばーか。」
ぽつり。もれた心の声は、春の青空に吸い込まれていった。