うさぎさんが好きないちごみるく




「そんなに僕と一緒がいいの?りゅうは本当に僕が好きだねー(笑)
僕離れしなさい?(笑)」


「なっ…!ちげぇよ!!」


「はいはい。じゃぁ僕は眠いから帰るねー」


「あっ、うさ!!」


うるさいりゅうを置いてさっさと帰る(逃げる)。








逃げ始めてしまえば、後は簡単で。

僕の事を本当の意味で理解しているりゅうは、僕を追いかけては来れないんだ。



……狡いけど。りゅうの優しさに漬け込んで、ごめん。





もったいないのはお前の方だよ、隆平。


僕なんかに付き合って、本当に




「ばーか。」






ぽつり。もれた心の声は、春の青空に吸い込まれていった。



< 7 / 36 >

この作品をシェア

pagetop