卍きっとまたο
純粋◇
―小1―

『竜の好きな人ってだれなん?』
このころ私の学校では男女問わず恋バナがはやっていた。
今思うとなんなんだ!?
この乙女チックな学校は!?

「またかよ美亜!しつけーぞぅ」
竜はめんどくさそうに答えた。
彼の名前は竜汰。
みんな竜と呼んでいて、
竜汰と呼ぶひとはめったにいない。

『いいからおしえてよ!一生のお願い~~。』



  「  お前だよ   」

この時から、私の竜が好きなのに気づいて
付き合い始めた。
いっとき冷めあってはなれそうになってけど、
やっぱりお互い必要なのを感じて
今まで別れることなく付き合ってこれた。

―8年後、中3―

春になった。
八神竜汰(ヤガミリュウタ)と私、井原美亜(イハラミア)は
中学生になっても
別れることなく順調ッ♪

ってか、8年間も続いてすごくないかぁ!?


今日もいつもどうり一緒に学校へ登校中。
クラスは同じ3年1組!!!

教室へ着いて、入るなり
「おッ!!仲良し夫婦がきたぞッ!!!!」
「八神夫婦だぁ♪らーぶらぶぢゃぁん」
「伝説のバカップルだ♪」
なんて言葉が飛び交う。

そうッ!
私達は南葉中学校(ナンバチュウガッコウ)略して南中の
有名なバカップルなんです←!!!!

そんな言葉を聞きながらえろ竜はほっぺにキスをしてきた。
『竜!!!みんなの前でキスはだめっていったじゃん。』
いつものことだけど、やっぱみんなの前でキスされるのははずかしい。
「ごめんごめん。ってか、授業はじまるぜ?早く席すわらねーと!」

あ!そうだった。
先生来ちゃうし。




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