本気の恋の始め方

うなずくと彼はとても嬉しそうに笑う。



「だけど正直、足らないなって思うんだよ。だからもっと好きになってね。俺、すっごい欲張りだから」



千早のささやきが、私の体を甘く痺れさせる。


気がついたらソファーの上で強く抱き合っていた。



「ベッド、まだ買ってないんだ……ごめん。だけど我慢できないから、このまま抱かせて……」




< 409 / 446 >

この作品をシェア

pagetop