本気の恋の始め方
おまけ
目が覚めるような青空
そして青い海
白い雲――
「潤さん、まだ~?」
ドアの向こうで、待ちくたびれた千早がため息をついているのが聴こえる。
彼のため息も仕方ない。
だってまぁ、ここに閉じこもってもう20分になるし。
だけど――
「まっ、まだーっ……!」
「ええ~。嘘だ。本当はもう着替え終わってるんでしょ? 開けちゃうよ。ここ。早く見せてよ」
「えっ!? やだ、千早、ちょっと待っ――」
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