いつもの日常
しばらくしてミキとユウが帰って来た。

「やっと来たかウラヒメ」

「あら、ヒト先輩にソーマ先輩どうしたんですか?」

「今日は祝い事があるからさぁ」

「お二人付き合うんですか?」

「違う違う、年に1度の祝い事だよ」

と、ヒトの目付きがこわばりながら否定した。
ユウは顎に手をあてう~ん、と少し考えてから意見を述べ始めた。

「誰かの誕生日ですか?」

「流石娘嬌、もちろんプレゼントは買ってあるんだろうな?」

ユウの肩をポンポンと軽く叩きながらヒトは、さっきまでのこわばった顔から一変して笑顔で聞いた。

「すみません、今日誕生日なんて知らなくて何も無いです」

次の瞬間、この言葉にミキ以外の全員がユウを罵倒し出す。

「お前ねぇそれはマズイよ」

と、ヒト

「男として義務だよ義務」

と、ソーマ

「ユウ兄自体がプレゼントなの?」
と、マイ

「今からでも間に合うよ?」

と、チサ

次々浴びせられる言葉にユウは慌て混乱する。
そして、あたふたしながらも質問に移った。
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