いつもの日常
そんなこんなで九州に着いた2人だが、電車を降りてまもなくマイがホームの椅子に吸い込まれるように座り込む。
「電車で酔う位なら近くのラーメン屋で良かったじゃない」
ヒメコがやれやれと呆れた口調で言った。
「いや、だって本場で食べたいじゃん、博多ラーメン」
さらに呆れたヒメコが言う。
「テスト勉休んでまで来るからよっぽどの事かと思ったのに……」
「あれと一緒だよ、フランクフルトをドイツに食べに行くのと」
「そ、そうなんだぁ……」
苦笑いでヒメコは投げ遣りに答えた。
―数日後―
「ヒメコ~、テストどうだった?」
「予想通り76点と低かったよ、マイは?」
と、聴くとマイはヘラヘラ笑いなが、らそれも自慢気に答える。
「79点だったよ~、きっと昨日食べた本場博多ラーメンが良かったんだね」
さらにマイは続ける。
「じゃっ、約束通り昨日ラーメン代はヒメコのおごりね~」
勉強していないマイに勝てるとふんでいたヒメコは、マイの『点数で負けた方がおごる』という賭けを承諾していた。
「なんで……どうして……」
と、勝負に負け、ラーメン代をおごることになったヒメコは嘆いていた。
「電車で酔う位なら近くのラーメン屋で良かったじゃない」
ヒメコがやれやれと呆れた口調で言った。
「いや、だって本場で食べたいじゃん、博多ラーメン」
さらに呆れたヒメコが言う。
「テスト勉休んでまで来るからよっぽどの事かと思ったのに……」
「あれと一緒だよ、フランクフルトをドイツに食べに行くのと」
「そ、そうなんだぁ……」
苦笑いでヒメコは投げ遣りに答えた。
―数日後―
「ヒメコ~、テストどうだった?」
「予想通り76点と低かったよ、マイは?」
と、聴くとマイはヘラヘラ笑いなが、らそれも自慢気に答える。
「79点だったよ~、きっと昨日食べた本場博多ラーメンが良かったんだね」
さらにマイは続ける。
「じゃっ、約束通り昨日ラーメン代はヒメコのおごりね~」
勉強していないマイに勝てるとふんでいたヒメコは、マイの『点数で負けた方がおごる』という賭けを承諾していた。
「なんで……どうして……」
と、勝負に負け、ラーメン代をおごることになったヒメコは嘆いていた。