いつもの日常
―中学の文化祭にて―

ミキ当時14歳、ユウ当時15歳、マイ当時12歳

某クラスのメイド喫茶にて
当時そのクラスにあった食べ物、飲み物の5割を1人で喰らい4720円とそのクラスに大きく貢献した、当時中学1年生がいた。
代金支払い時にその生徒は

「3-2、21番の裏之美姫につけといて」

と言い、去って行ったらしい。
また、某クラスのゲーム屋でも同様に高額の代金をつけて行った生徒がいた。
その後も何件か同じことがあり、それらはすべて同じ生徒が行ったと言う。

「そういえばそんなこともあったなぁ~」

マイが照れ笑いを浮かべながら言った。

「あったなぁ~じゃないわよ、結局文化祭が終わった後に請求が来て計26590円よ!? どうやったらそんなに行くのかしら……」

「しかも、学校は中学の比じゃないから同じ事やると5万超えちゃうよ」

と、ユウが付け加える。
ヒトとソーマは呆気にとられ沈黙していた。

「まったくとんだ伝説よ……」

ミキは泣きそうにそう呟いていた。
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