いつもの日常
7日目「いつもの間違い」
「おっ、ユウとミキはケンカでもしてんのか?」
裏乃家に来たばかりのヒトが尋ねる。
「そうなんですよヒト先輩」
少し疲れた感じのマイが答える。
ヒトは2人の様子を見てから
「アイツ等って初めてじゃない? 喧嘩するの」
「そういえばそうですね」
と、首を縦に振りながら頷く。
喧嘩中のミキがヒトに気付いたのか、近寄って来て早口で訴え掛けてきた。
「ヒトさん聴いて下さい、ユウったら初めて出逢った場所を間違えてるんですよ」
そういうミキに後ろからはユウが
「間違えてるのはミキさんの方だよ」
興奮気味の2人を宥めるようにヒトが、手で落ち着く様にとモーションをとる。
「落ち着きなって、どっちが合ってるか分かるから言ってみな」
ヒトはミキの恋の相談役だったのでなにかと2人について知っているのだ。
裏乃家に来たばかりのヒトが尋ねる。
「そうなんですよヒト先輩」
少し疲れた感じのマイが答える。
ヒトは2人の様子を見てから
「アイツ等って初めてじゃない? 喧嘩するの」
「そういえばそうですね」
と、首を縦に振りながら頷く。
喧嘩中のミキがヒトに気付いたのか、近寄って来て早口で訴え掛けてきた。
「ヒトさん聴いて下さい、ユウったら初めて出逢った場所を間違えてるんですよ」
そういうミキに後ろからはユウが
「間違えてるのはミキさんの方だよ」
興奮気味の2人を宥めるようにヒトが、手で落ち着く様にとモーションをとる。
「落ち着きなって、どっちが合ってるか分かるから言ってみな」
ヒトはミキの恋の相談役だったのでなにかと2人について知っているのだ。