いつもの日常
その後、数分程度話をしてから

「では私たちだけで行ってきます」

「じゃぁな、後であたしっちのクラスにも来てな」

そう言葉を交わし、2人はソーマの所属する3組のお化け屋敷に向かった。


「結構高かったけど大丈夫か?」

お化け屋敷から出てきたチサが開口一番に、不安そうに言った。

「大丈夫金払ってくるから待ってて」

それだけを言い残しマイは支払いに行く。

「お兄さん、支払いなんだけど1-2の裏之 美姫にツケといてくんない?」

マイがそういうと会計係の男子生徒は

「君マイちゃんでしょ? 残念だけど美姫ちゃんからツケはしないようにって、頼まれてるんだよ」

マイはチッっと舌打ちをして、仕方ないか、と呟きながらおもむろに懐から写真を1枚取り出す。
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